「テイルズ オブ ヴェスペリア ~ The First Strike ~」オーディオコメンタリー取材コメント

鳥海浩輔(ユーリ・ローウェル役)/宮野真守(フレン・シーフォ役)/樋口義人(ゲームプロデューサー)

もう一度見て欲しいオススメのシーンはどこですか?

鳥海
:申し訳ないですけど、全部!
宮野
:ずるいなー(笑)。でも、そうですね、申し訳ないですけど、全部!
なんですが…。今回オーディオコメンタリーをやらせて頂いて、フレンがキレるシーンの顔がすごくいいと思ったので、
酒場でフレンがキレてるところを見て欲しいですね(笑)
樋口
:ナイレン隊長………。
鳥海・宮野
:あ~~~。
鳥海
:あのーー、いいシーンなのに申し訳ないんですけど、実はユーリにもおっぱいが当たっていた……。
宮野
:それは衝撃の発見でしたね。
鳥海
:本当に今日発見しましたからね。今まで気付かなかったですし。

ご自身のキャラクターで好きなところはどこですか?
(樋口Pはユーリとフレンのそれぞれ好きなところはどこですか?)

鳥海
:ホント全部好きなんですよ。自分のキャラクターだし、自分の分身だから。
周りの背中を押せる強さだったり、自分を貫けるところだったり。この作品のテーマでもありますしね。
ユーリ自身も他のキャラもみんなそうなんですけど、そういうところですかね、やっぱり。
宮野
:みんなの印象ではなんか青臭いとか頭が固いとか思われがちですけども、
僕はフレンのそういう人間としてしっかり悩めるところがとても好きですね。
それがないとやっぱり成長もないと思いますし。いろんなものと戦ったりしているからこそ悩んでいるので、
しっかり向き合って悩めるというフレンの強さが好きですね。
樋口
:そうですね。ユーリは動じないところ、安定感があるところ。フレンは真面目なところと、あと、不器用なところですかね。
鳥海
:フレンは等身大なんだよね。
樋口
:フレンの方が親近感はわきますよね。
宮野
:ユーリはちょっとパーフェクト超人ですからね(笑)

ご自身のキャラクター以外で好きなキャラクターは?その理由は何ですか?
(樋口Pはユーリとフレン以外で好きなキャラクターは?)

鳥海
:いっぱいいるんですよね。ナイレンとかレイヴンとかすごく好きですよ。男として同姓として。
オンとオフの切り替えが出来ますし、それでいて周りをすごく見ることが出来るし、
ああいう懐が深いところとか憧れますよね。
ああいう男に、ああいう大人になりたいですよね、もうアラフォーなんですけど。
宮野
:印象に残るというか、衝撃的に心に突き刺さるのは、
背中で語ってくれる大人の大きさというのはやっぱりずっと心に残りますね。
でも、きっとそういう答えじゃない方がいいと思うので、大きいほうです(笑)
樋口
:ナイレン、かな~。(笑)

オーディオコメンタリーの聴き所はどこですか?

鳥海
:ここというよりは、全体として本当にもうくだらなく、ただ楽しくしゃべっているところもあれば、
逆に僕自身も初めて聞けたようなところもあったので、すごく新鮮に聞いていただけると思いますので、
あますところなく聞いて下さい。
宮野
:ならではの話がいっぱい聞けたので、すごく有意義な時間でした。あと、たぶん使われているだろう「魔神剣!」
鳥海・樋口
:(笑)
鳥海
:そこだね。それと「蒼破刃!」
鳥海
:多分今までに無い「ピー音」でしょ(笑)
宮野
:「ピー音」で使っているこの二つの必殺技が、まだ僕らも出来上がりを聞いていないので、どうなっているか分かりませんが、
きっといい感じになっているのではないかなと思います(笑)
樋口
:みなさんでしゃべったんですけど、たまに間が出来るんですよね。そこは一体どこなのか。
そこって画面を見入っているところなんですよね。
宮野
:そうなんですよね。
樋口
:そこをちょっと気をつけて聞いていただけるといいかなと思います。

BD初回特典の着せ替えの衣装を着たユーリとエステルを見た感想をお聞かせ下さい。

鳥海
:あ~~。
宮野
:可愛いー、やばいかわいいエステル!エステルこんな…
鳥海
:なんか双子みたいになってる。
宮野
:やばい!
鳥海
:ユーリは劇場版の格好ですよね。それにしても、エステル似合いますね。
エステルは「大きい」「小さい」でいうとどっちなんですかね~。
宮野・樋口
:(笑)
鳥海
:ユーリは劇場版を見てくださった方なら、グッとくるという感じですし。ラピードと色合いが似てますね。
樋口
:そういえば似てますね。
鳥海
:でも個人的にはユーリは黒い方が好きですねー。すみません。
宮野
:このユーリでプレー出来るのはすごく嬉しいですね。やっぱり劇場版の印象が強いですし。
鳥海
:これで、ちょっと弱かったら笑うよね。
宮野
:ちょっとこの頃(劇場版の頃)に気持ちが戻っちゃって(笑)
鳥海
:装備が貧弱になるとか(笑)
樋口
:あと、このエステルが、僕大好きですね。
鳥海
:あっ刺さった?
樋口
:いつもはお姫様みたいな感じですからね。
宮野
:髪上げたエステル超かわいい。
鳥海
:かわいいね。
樋口
:思いの他はまったな~
宮野
:はまってますよね。
樋口
:実は他にもいっぱいネタはあったんですよ。例えばナイレン隊長の格好にユーリがなるとか。
宮野
:へーそれ見てみたい。
鳥海
:でもナイレン隊長ごっついからな。
宮野
:ごっついから、ぶかぶかになっちゃう(笑)
鳥海
:サイズそのままで(笑)
宮野
:(笑)
樋口
:髪型とかも何となくやってみたら、というものもあったんですけど。
鳥海
:散髪
樋口
:まあ、色々試してみて、やっぱりこれが一番いいだろうと。
鳥海
:劇場版の服ですもんね、これって。

<別のエステルの画を見る>

宮野
:やばい、かわいい!!
鳥海
:(笑)
樋口
:あそこまでポニーテールができなかったという設定にして、それが逆にかわいい。
鳥海
:長さが(笑)
宮野
:それがまたいいじゃないですか、お団子っぽくなって。
鳥海
:(笑)
樋口
:エステルは、ホント思いの他はまった。
鳥海
:はまった。
樋口
:ゲームの中の称号を替える画面で、下に称号の説明が2行か3行ぐらいあるんですけど、
それがすごく面白い。頑張ってそれっぽい文章になっているので見ていただけると、ちょっとリアリティもあって。
あ、これですね。

<ステータスの画>

宮野
:『わぁ、これが騎士団の正装なんです? うふふ。
少し強くなったみたいです。一度着てみたかったんです』
着てみたかったんだ~エステル。かわいいなあ~
インタビューアー
:『楽だし軽いし生地もいいし、なによりタダで支給されるってんだから、
騎士団にもいいトコあるよな』(ユーリ)
鳥海
:(ユーリの声で)「いいトコあるよな」
宮野
:あっ本物!? 似てる(笑)
鳥海
:似てた?

<別のエステルの画>

鳥海
:お団子ですよ。
宮野
:これは非常に可愛いですね。ミニスカート。
鳥海
:そうか。足出てるのが珍しいんだ。
樋口
:水着もあるんですけど。それくらいですもんね。こういう格好自体があんまりない。
鳥海
:戦士、似合う。
宮野
:着せ替え楽しいですね。

この他に、どのキャラにどんな衣装を着せてみたいですか?

樋口
:全員でサッカーや野球などのスポーユニフォームとか。
宮野
:みんな侍ジャパンで戦うことになる(笑)
鳥海
:騎士団が全員、日本代表とか。
鳥海
:もしくは全員がビキニパンツ
宮野
:いいですね~。
鳥海
:フレン、絶対違うね。
宮野
:気合入っていますね、ブーメラン。

最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。

鳥海
:改めて本編を見て、やはり感動できる作品だったので、何度も観てくださった方にも、まだ観ていないという方にも、
あの感動をご家庭で楽しんでもらえればいいかなと思います。
是非、お手に取っていただいて、何度も何度も、そして、まもちゃんがまだ見つけていない彼を…。
宮野
:そう、彼を。本当、今回もまた見逃してしまいました。
鳥海
:見つけるもよし、本当にね、何度も楽しめる作品なので、ぜひお手に取って見て頂ければと思います。
ありがとうございました。
宮野
:今、おっしゃって下さったように、しっかり人間模様や心のつながりが描かれていますので、
だからこそ何度観ても面白いんだと思います。観れば観るほど深みが増しますし、
そういう作品に出会えたこと自体が僕は嬉しいです。だからこの機会にですね、皆さんに何度も何度も観ていただいて、
本当に細かいところまで表情が作られていたり、一回観ただけじゃ見えなかった部分も、
いっぱい画が動いていたりとか、本当に楽しめる部分がいっぱいありますので、繰り返しになってしまいますけども、
何度も観て欲しいです。もっともっと「ヴェスペリア」を好きになってもらいたいです。ありがとうございました。
樋口
:一人一人の方が観て頂くのはもちろん嬉しいですけど、
観ていただいた方の友達やネットを通じて知り合ったファンの友達と、映画とゲームの間の話や、
ゲーム、映画それぞれについて、オレはこう思うとかあると思うので、色々議論してもらって、
想像してもらって、その想像してもらったものが、色々外に出ていくのが、
もしかしたら「ヴェスペリア」の作品に何かつながるかもしれないので、一人で観ていただいた上で、
さらに、みなさんで楽しんでもらえればなと思います。ありがとうございました。

ありがとうございました。

©2009 NBGI/TOV Project
Original Character Design©藤島康介

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